2020.10.23

旬です!三浦のみかん狩り。市場に出回らない希少な「三浦のみかん」は酸味と甘みが絶妙

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旬です!三浦のみかん狩り。市場に出回らない希少な「三浦のみかん」は酸味と甘みが絶妙

10月中旬〜11月末までの短いひととき、三浦でみかん狩りを楽しめることをご存知ですか?

実は“三浦のみかん”は市場に出回ることはなく、大半は地元で消費されるか、みかん狩りで消費されるのだそう。

今回は三浦市農協さんご協力のもと、三浦のみかんの特徴や、みかん狩りの基本システム、美味しいみかんの探し方など、気になるあれこれを教えてもらいました。三浦でみかん狩りができる12の農園も一挙ご紹介!担当は三根かよこです。

「三浦のみかんは酸っぱくて、甘い。だから濃い」

三浦でみかん狩りができることは意外と知られていない。海が近く、たっぷりミネラルを含んだ肥沃な大地で育つみかんは、皮は薄く、ちゃんと酸っぱくて、でも甘い。一言で三浦のみかんを表現するなら“味が濃いみかん”

「フルーツはなにかと『甘さ』がもてはやされがちだけど、甘みと酸味のバランスがとれたものほど“味が濃い”と感じるんだよ」。農家さんはそう語る。

甘いけれど、味がぼんやりした大味のみかん。
三浦のみかんは、それの真逆。

今年のみかんの出来はどこも上々(撮影協力:進藤みかん園)

「三浦のみかんは市場に出回らないので、見た目よりも味にこだわることができる。どこの農園も農薬を極力減らして育ててるんだよ」

例年だと、地元の直売所、常連さんへの宅配、そしてみかん狩りでほとんど消費されてしまう「三浦のみかん」。でも、今年はコロナの影響でみかん狩りの団体客が減っているそうだ。

実は、間接的に「摘果(てきか)作業」を手伝っているともいえる、みかん狩り。みかん狩りを楽しむことで、農家さんの作業が減る

農家さんの高齢化が進む三浦市。一人一人の力は小さいかもしれないけれど、「三浦に行ったら、みかん狩り」を合言葉に、今年はぜひ意識的にみかん狩りに出かけたい。

さりげなく農家さんがオレンジ色の装いになっていて可愛い

三浦のみかん狩りの基本システム

今回紹介する12農園のみかん狩りの基本システム(期間・入園時間・料金)は共通。

期間10月15日〜11月30日まで
入園時間9:00〜15:00(受付は14:30まで)
※雨天時はお休み(事前に確認を)
料金【園内食べ放題!】
大人(中学生以上)… 900円
小人(小学生)… 800円
幼児(3歳以上)… 700円
※税込価格・お土産付き(持ち帰り用みかん1kg)
※団体は各50円引き(要予約・25名以上より受付)
予約方法土日は予約不要で直接来園OK!
平日は当番制なので、みかん狩り事務局に電話を。
みかん狩り事務局046-888-3151(9:00〜14:30)
「今日みかん狩りに行きたいのだけれど…」と伝えればOK!

※一部農園さんは平日でも営業しているので、気になる農園さんがある場合は、直接農園に電話で問合せを

お土産用の袋。欲張って入れすぎると破れるのでご注意を(笑)
たくさん入れるコツは大小さまざまなサイズを入れることだそう

電車組は駅の案内所を活用

期間中、三浦海岸駅・三崎口駅の改札出てすぐに案内所が出現。土日は担当者がおすすめの農園を案内してくれる。平日は無人だが、当番の農園名が書かれているので、要チェック。

三浦海岸駅前の案内所
三崎口駅前の案内所

やっぱり気になる「どのみかんが美味しいの?」

「無数のみかんから、できれば美味しいみかんを探し当てたい……」

誰もがそんな欲望を抱いてしまうもの。取材をしながら、農家さんに「美味しいみかんの見分け方ってありますか?」と尋ねてみると、意外にも答えは三者三様。その中から、いくつかご紹介します。

  • 青いみかんより、色づいたみかんを摘むべし
  • ひっくり返って実っているみかんよりも、へたが上にあるみかんを選ぶべし
  • 木ごとに味が違うので、好みの木を見つけるべし
  • 高いところに実っているみかん、日当たりがいいところに実っているみかんの方が美味しい……という説は意見が分かれる

【カオルさんからも一言】
農家さんに「美味しいみかんはどれ?」とこっそり聞くと楽しいよ。こんなご時世、食べかけのみかんを園内にほっぽり投げるのは禁止だよ!

「全部おいしいです!」と微笑む農家さん

みかん狩りの鉄則は、ヘタの2度切り。まずは枝からパチンと切る。さらに、ヘタをできるだけすれすれまでパチンと切り落とす。そうしないと、袋の中で他のみかんを傷つけてしまい、早く傷んでしまう原因に。

各農園、コロナ対策をしなが開園中です。
さぁ、これでみかん狩りの準備は万端!

12のみかん農園を一挙紹介!

どのみかん園もそれぞれ個性や良さが光ります。みんな本当に優しくて、みかんも美味しくて、今思い出しても胸が温かくなります。ぜひ直感を大切に、選んでみてくださいね。

※みかん園さんの並びはあいうえお順なので、ぜひ最後まで見てください(編集部より)

【ゴンちゃんからも一言】
どうやってみかん園を決めようか迷っている、そこの君。ゴンちゃんの方で、立地や移動手段別に3つの切り口をご用意したにゃ。切り口から選ぶもよし、とりあえず全部見るもよし。

↓気になる切り口をクリックにゃ!

  1. 車や自転車で行く特別感あるみかん園3選
  2. 高速インターすぐの便利なみかん園3選
  3. 三浦海岸駅から徒歩圏内のみかん園 6選

車や自転車で行く特別感あるみかん園

駅やインターから離れた“知る人ぞ知る感のあるみかん園”に心踊る。喧騒を離れたみかん園で、家族や恋人、友人たちとゆったりみかん狩りを。

※場所は下記mapをチェック。みかんアイコンをクリックすると「みかん園名」が表示されます。

農園1|飯島みかん園

三崎港方面に向かう道。そのちょっと脇道に入ったところにある飯島みかん園。遠くに望む青い海、房総半島……気持ちの良い風が吹き抜けます。螺旋状に坂を降りていけば、四方八方にたわわに実ったみかんの木が。

「1日中、子供と走り回って遊んでいく人も多い農園です。野性味溢れるみかんを楽しんでいってください」

遠くに望む房総半島
飯島みかん園

所在地:三浦市南下浦町金田634
電話番号:046-888-0456
駐車場:有り

農園2 石井みかん園

地元民から厚い信頼を集める石井みかん園。しっかり手入れの行き届いた清潔感のあるみかん園で、はじけるような笑顔で出迎えてくれます。愛情たっぷりのみかんを、絶品のシロップやジュースに加工。農園で購入することができます。

「こんな辺鄙なところに来てくれたお客様を喜ばせたい、その一心です。農家にとって一番の喜びである“収穫”を、一緒に分かちあえたらと思います」

ベンチや椅子がたくさんあるのも嬉しい
道の駅やスーパーでも人気のシロップやジュースをぜひ!
石井みかん園

所在地:三浦市南下浦町菊名614
電話番号:046-888-0382
駐車場:有り
公式WEBサイトはこちら

農園3 しもとみかん園

少し分かりにくいところにある「しもとみかん園」だけれど、訪れれば「ここを選んでよかった」と、きっと思うはず。坂を登り切った先に現れる、秘密のみかん園。まるで公園のような趣です。

「幼い頃から、父の作るみかんが大好きでした。『あんなみかんを自分も作れるようになりたい』、そんな気持ちでみかんを育てています。今も試行錯誤の日々です」

坂を登っていくと、こんな景色が
低いみかんの木も多いので、子供とのみかん狩りにも
しもとみかん園

所在地:三浦市南下浦町菊名285
電話番号:090-9512-3505
駐車場:有り(駐車場へ案内するので、着いたら電話ください)


高速インターすぐの便利なみかん農園

車で三浦・三崎を訪れるなら、インター近くのみかん園が便利。ちょっと早めに家を出てみかん狩りをしてから、三崎港方面に行くもよし。ランチを食べた後、ちょっと早めに出発し、みかん狩りをしてから帰るもよし。

※場所は下記mapをチェック。みかんアイコンをクリックすると「みかん園名」が表示されます。

農園4|古山みかん園

優しい人柄の農家さんが営む「古山みかん園」。園内は平坦で、子供やお年寄りでもみかん狩りを楽しむことができます。

「小さい子供でもみかん狩りしやすいと喜ばれています。ぜひ遊びにいらしてください」

古山みかん園

所在地:三浦市初声町和田2885
電話番号:046-888-3317
駐車場:有り

農園5|進藤みかん園

三浦のみかん狩りについて取材協力してくださった進藤みかん園。三浦縦貫道(三崎港方面出口)を降りてすぐの絶好の立地です。四方を畑に囲まれた、深呼吸したくなるみかん園です。

「うちは幼稚園のみかん狩りが多いので、子供が摘みやすいように育てた背の低いみかんの木も多い。子供連れでのみかん狩りもお気軽にどうぞ」

進藤みかん園

所在地:三浦市初声町和田923
電話番号:046-888-2550
駐車場:有り(案内看板を曲がる直前、反対側に駐車場あり)

農園6|長澤マルユみかん園

こちらも三浦縦貫道(葉山方面出口)を降りてすぐ行ける、絶好の立地のみかん園。車を停め、ゆるやかな坂を登っていくと、一気に風景が開けます。振り返れば、畑越しに相模湾や富士山を一望。

「園内は平坦で誰もが安全にみかん狩りを楽しむことができます。お客様に『美味しいね』と言ってもらえるのを励みに、心をこめてみかんを育てています」

気持ちのいい風景です
直売所は地元民で賑わう
長澤マルユみかん園

所在地:三浦市初声町和田2771
電話番号:046-888-1523
駐車場:有り
公式WEBサイトはこちら


三浦海岸駅から徒歩圏内のみかん園

まぐろきっぷ利用者など、電車で三浦・三崎に遊びにきた方におすすめの農園。まったり散歩しながらみかん農園へ向かう……その道のりもいい思い出になりますよ。

※場所は下記mapをチェック。みかんアイコンをクリックすると「みかん園名」が表示されます。

農園7|岡安みかん園

閑静な住宅街を抜けて、子供たちの笑い声響く公園の目の前にあるみかん園。大型バスも駐車できる大きな納屋を抜けると、広大なみかん園が広がります。くしゃっと笑うチャーミングなお父さんと、息子さんが育てた美味しいみかんを楽しめます。

「40年以上みかん作りをしています。11月には、採りたての野菜を併設の直売所で販売します。美味しい三浦のみかんと野菜を楽しんでいただけたらと思います」

そっくりなお父さんと息子さん
「このみかん、うめぇよ」と手渡されたみかん。味も濃く、みずみずしくて最高の出来栄え!
岡安みかん園

所在地:三浦市南下浦町上宮田925
電話番号:046-888-0954

農園8|奥本みかん園

太陽のような笑顔で出迎えてくれる奥本みかん園。初めてみかん狩りに訪れた人も、農家さんの丁寧な対応に安心するはず。ゆるやかな坂を降りていった先にみかん園が広がります。

「できる限り減農薬で育てたみかんです。食べた後の皮は、お風呂に入れたり、紅茶に入れたりして楽しむこともできます。お弁当を持ってきてピクニックをしたり……長時間過ごすお客様が多い農園です。併設の直売所では朝採りの野菜や、採りたてのみかんを並べてお待ちしています」

直売所で発見。農家さんが選んだ「絶対においしいみかん」(2個セット/100円)。編集部で食べましたが、確かにひときわ美味しかったです!
奥本みかん園

所在地:三浦市南下浦町上宮田2103
電話番号:046-888-0895

農園9|鈴木みかん園

みかん狩りだけでなく、バーベキューやおいも掘りなども楽しめる。リピート率がとっても高く、来場者のほとんどが常連さんだそう。毎年2000人近くが訪れる人気のみかん園です。

「牡蠣の殻をつかったミネラル資材をつかうことで、コクのあるみかんを楽しむことができます。『断らない』をモットーに、さまざまなイベント、ワークショップなども行ってきました。まずはなんでも相談してください」

鈴木みかん園

所在地:三浦市南下浦町上宮田1043
電話番号:046-888-5111

農園10|長島みかん園

空気が澄んだ、坂の上にあるみかん園。ご夫婦で営む農園で、半世紀近くみかん栽培を続けられています。

「ここは空気が違うね、とよく言われます。味の濃い『昔ながらのみかん』を求めて、遠方から注文されるお客様もいます。平坦な農園なので、どなたでもみかん狩りを楽しむことができます」

長島みかん園

所在地:三浦市南下浦町上宮田996
電話番号:046-888-1054

農園11|ヤマサみかん園

三浦のリゾートホテル「マホロバマインズ三浦」目の前にある、みかん園「ヤマサみかん園」。三浦海岸駅からほど近く、いつ訪れてもたくさんのお客さんで賑わっています。農家さんも、訪れた人も、笑顔がたえない素敵な農園です。

「駅からも、ホテルからも、とにかく近いみかん園です。酸味・甘み・香りと三拍子揃ったみかんをお楽しみください。お待ちしてます!」

ハッピーなムードが漂うみかん園
ホテル目の前の立地で、宿泊客も多く訪れる
みんなのアイドル福愛(ふあ)ちゃん!
ヤマサみかん園

所在地:三浦市南下浦町上宮田3377
電話番号:046-888-0229
駐車場:有り(マホロバマインズの駐車場使用OK/割引優待あり)

農園12|よしだみかん園

最後の大トリにふさわしい「よしだみかん園」。三浦のみかん農園の中でも最大級の広さを誇ります。みかん園を訪れると、可愛い遊園地のような受付がお出迎え。農園入り口には十月桜が咲き、その先に広大なみかん園、さらにその先を京急が走り抜けます。電車好きにはたまらないロケーション。

「桜も、みかんも、電車も、海も……全部楽しめるみかん園です。みかん狩りはお客さんが楽しむためのものだから、木と木の間隔をあけたり、木が高くなりすぎないように配慮しています。思いっきり楽しんでいってくださいね」

みかん畑と十月桜
土日であれば10分に1本以上は電車が通る
よしだみかん園

所在地:三浦市南下浦町上宮田1020
電話番号:046-888-1102

「どこに行くべきか迷ってしまう」、その気持ちわかります。

どこへ行っても、きっと素敵な思い出になるはず。
短い旬をみんなで分かち合いましょう。いってらっしゃい。

三根 かよここの記事を書いた人三根 かよこ
1986年生まれ、千葉県出身。リクルートにて制作ディレクターを6年経験し、その後、桑沢デザイン研究所に入学・卒業。2017年より三崎に暮らし、現在は三崎銀座通り商店街の花暮地区にて夫婦出版社「アタシ社」「本と屯」を運営。三浦・三崎のみんなはキャラが濃くて、人情ドラマの世界を生きているよう。先日お魚くわえたどら猫を初めて目撃しました。

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