2020.03.15

初心者ももれなく楽しめる。三崎の海で、魚釣り!

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初心者ももれなく楽しめる。三崎の海で、魚釣り!

三崎の港を歩けば、釣りびとの姿をよく見かける。かつて三崎に暮らした作家のいしいしんじさんが歌手の原田郁子さんに「かじき釣り」という楽曲の詞をおくったように、きっとこのまちの人たちにとって魚釣りは身近なことなのだろう。三崎にある宿「ichi」のご主人・成相修さん(通称ころちゃん)はプロの釣り師でもあるということで、今回はころちゃんの催行する釣りのアクティビティに参加してきました。取材担当は、釣りど素人の橘です。


リピーター続出の体験フィッシングツアー

三崎の宿「ichi」では、林間学校教師のバックグラウンドをもつ宿の主・ころちゃんによるネイチャーツアーを複数催行している(宿「ichi」の記事はコチラ)。今回筆者が選んだのは、体験フィッシングツアーの初心者コースで、小学生以上の親子から参加することができるもの(※お子さまのみの参加は不可/大人は1名〜参加可)。宿泊とセットでの体験がおすすめだが、日帰りでの参加も可能。朝の10時に「ichi」集合。ころちゃんの運転で釣り場へ向かい、12時頃まで釣りをして、釣れた魚は宿へ持ち帰り調理していただく。13時解散の半日ツアーだ。

車内には釣具がぎっしり

「それじゃ、いきましょうか」と、ころちゃんが車を回してくれた。基本的にはこの車に乗り切れる人数で催行するため、ゲストはだいたい一組〜二組くらい。しっかりと目が行き届くことと、ちょうど良い距離感で仲良くなれる規模感を大切にしているとのこと。

【三浦くんからも一言】

初心者向けの体験フィッシングツアーの他にも、釣り中級者向けのプログラムや、トレイルハイキングツアー(海編・山編)、そしてあたたかい季節には磯遊びツアーも催行しているみたいだよ!


いざ、海岸へ

三崎の海岸を走ること15分で、本日の釣りスポットに到着。季節や天候にあわせて、釣り場は変えるそう。手際よく釣具の準備を進めるころちゃんから手渡されたライフジャケットを装着すると、気持ちは一気に釣りモードに。

ツアーには濡れても良い・動きやすい服装と靴で参加を(スカートやヒール靴はNG

まずはころちゃんが餌のつけかた、竿のふりかた、リールの引き上げかたをテキパキと実演しつつ教えてくれる。彼の説明はとてもシンプルで分かりやすく、何だか野菜の切りかたを教わっているみたいだった。

「まずは、やってみましょう」と釣り竿を手渡され、自分で竿を振ってみるものの、なかなか思うように飛ばない。「はじめての小学生も投げられるようになるから大丈夫です」とのことだが、難しい。でもこの難しさが楽しいな、なんて思いながら練習を重ねると、だんだん遠くへ投げられるようになってきた。

「釣れるかな?」とリールを引いて、地底を這う餌の様子を手のなかに感じつつ、海の中の魚たちを思う。ぼーっと座りながら魚がかかるのを待つ、この時間がなんとも言えず、たのしい。

ころちゃんの海釣り談やご近所の釣りの名手の話をぽつりぽつりとしていたところ、ぶるっ竿がしなった。とにかく夢中でリールを引くと、、、かかった!

ゴケギンポという魚のお仲間

その後、また続けてぶるぶる!!

サビハゼ、砂地が好きなハゼの仲間

やっぱり釣れると楽しい。

そして最後、遠く遠くへ投げた餌にかかったのは・・・

小ぶりだけれど、とっても元気なキス!今日はこの魚を持ち帰り、調理しいただくことに。

「ichi」に帰るところちゃんは早速台所に立って、キスをきれいなフライにしてくれた。

釣りを終えて

今回のツアーに際してころちゃんから予めお伝えいただいたのは、「濡れても良い、動きやすい服装・靴できてくださいね」ということだけだった。最後の釣りの記憶が幼少期の釣り堀だった筆者は、果たして初心者でも釣りは楽しめるのか、取材当日は正直どきどきしながら三崎へ向かった。たった一度の体験だけれど、いまなら胸を張って言える。釣りは面白い。

これから釣りが楽しい季節。よく晴れた日には電車に飛び乗って、三崎に遊びに来ませんか?どなたでも、どうぞお気軽に。


Information

主催者名:三浦BASE

所在地:神奈川県三浦市三崎1‐15‐4 bed&breakfast ichi内

お問合わせ0468-87-0574

受付時間:9:00〜21:00

駐車場:あり

お支払い方法:現金のみ

ホームページ三浦BASE

橘 采花この記事を書いた人橘 采花
1993年生まれ、東京在住。星野リゾートへ就職し竹富島・松本・大町の宿にて接客業を経験したのち、株式会社meguriにて業務改善コンサルティングに携わる。2020年からは音楽ユニットのマネージャーに転身。2018年の「本と屯」訪問をきっかけに、三崎に通いはじめました。好きなものは海、下町の人たち、そして鈴木干物店の七輪で食べるメカジキ干し。

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