2022.07.01

超人気店が夢のコラボ!ブレッド&ジェラート「3204」。ワイン片手に口福なひとときを

超人気店が夢のコラボ!ブレッド&ジェラート「3204」。ワイン片手に口福なひとときを

ミシュランガイドのビブグルマンにも選ばれている、鎌倉のフレンチの名店「OSHINO」。
原材料の小麦を自ら育てる、三浦が誇るベーカリー業界のパイオニア「充麦(みつむぎ)」。
地元で圧倒的な支持を得る超人気店がタッグを組み、三崎港すぐに新店舗をオープンした。

岸壁沿いにある店の名は「3204 bread & gelato」。提供するのはジェラート、パン、そしてワイン。

潮風が髪を撫でる心地よいロケーションで、ワイングラス片手にくつろぐもよし。絶品のおやつを頬張りながら海街を散策するもよし。三崎の新たな人気スポットとなること間違いなし。これまでとは一味違った〝口福〟なひとときを、ぜひ堪能してください。
担当は瀬木広哉です。

看板メニューは「デニッシュ・コン・ジェラート」

「3204」とは、充麦の「充(みつ)」を表す「32」と、OSHINOの「オシ」を表す「04」とを組みわせたもの。

その名が示すように、両者の関係は主従のないコラボレーション。象徴するのが、看板商品の「デニッシュ・コン・ジェラート」だ。充麦のパンとOSHINOのジェラートを組み合わせた絶品スイーツだ。

本商品のために新たに考案したというオリジナルのデニッシュの生地には、アクセントとしてオレンジピールが練り込まれている。サンドするのはピスタチオ味のジェラート。

こんがりと焼かれた温かいデニッシュをサクッと噛めば、濃厚な小麦の香り、オレンジピールの爽やかな風味が。ジェラートは固すぎず柔らかすぎず、ほどよい状態。冷たくしっとりとした舌触り、ピスタチオのコク、香ばしさが絶妙に溶け合う。なんとも華やかな味わいながら、後味は不思議とすっきり。食べ始めると、止まらなくなる。

あっという間に平らげてしまったぞ。なんと罪深い一品……

単品のジェラートはミルク、ヘーゼルナッツ、キャラメルローズマリー、カカオウイスキーなどなど計14種を用意。
サイズはキッズ(330円)、レギュラー(440円)のほか、二種類を組み合わせるダブル(550円)、ミルク味のジェラートにエスプレッソをかけるアフォガード(550円)も。

※オープン前のこの日はまだ11種類でした
「ダブル」で2つの味の組み合わせを楽しむのもおすすめ

「充麦」の本店があるのは、下町から三浦半島を8キロほど北上したエリア。観光で下町を訪れる人が同店のパンを買うためには、バスなどで向かう必要があった。
しかし、これからは下町で買うことができる。「3204」では充麦のパンを種々揃えて販売。観光客だけでなく、下町エリアに暮らす地元民にとっても嬉しいニュースだ。

たまたま合致した、踏み出すタイミング

取材の日、出迎えてくれたのはオシノのオーナーシェフである星野裕亮さんと、充麦店主の隂山充洋さん。聞くと、OSHINOでは以前から充麦のパンを使用し、ふたりはよく一緒に飲みに歩く間柄だったとか。一緒に何かやれたらいいね、と話すことはこれまでもあったそうだ。

息がぴったりの隂山充洋さん(左)と星野裕亮さん

「パンを他のお店に卸すことはこれまでもありました。でも、そろそろ、自分自身がもうちょっと出ていってもいいかなと思い始めたときに、星野さんから声をかけられたんです」と隂山さんは振り返る。

「仕事に対してまっすぐな星野さんとなら一緒にできると思いました。今はワクワク感しかないですね」

1975年生まれの隂山さんは、もともと横須賀の米軍基地でバーテンやDJをしていたという異色の経歴の持ち主。星野さんからも「芸術家肌」と評される。大切にしてきたのは「ライブ感」だと話す。

「僕にとって充麦は、小麦を軸とした体験を提供するライブハウスのような場所。3204もその延長にあるのですが、ここではさらに海や陽の光といった自然を、のんびりとした時間の流れの中で体験できる。いわば、音楽フェスのような空間です」

何よりも自分自身が楽しめる場を

星野さんは隂山さんより4歳年上の1970年生まれ。都内のホテルのレストランで「ひたすらメロンだけを切り続ける」ような下積みからスタートし、葉山町のホテル「音羽ノ森」のシェフとして腕を磨いた。

「パン以外は全部自前で作るところで、親方も厳しい人で、この頃に一番勉強しましたね。地元の野菜の買い付けにも行き、三浦や鎌倉の野菜を発見するのも楽しかった」

独立して鎌倉にOSHINOをオープンさせたのは2008年。「もっと自分が普段から楽しめるような、ワイン食堂のようなお店をつくりたかった」

※オープン前に撮影させていただいたため、現在は素敵なアイスクリームカップに代わっています

星野さんは横須賀出身だが、住まいは三浦市内。「3人目の子が生まれて横須賀の自宅が手狭になり、三浦に移ってきました」。最近は子どもたちも親の手を離れ、事業としての新たな展開を考えるようになっていた。

「妻が元パティシエで、僕も鎌倉のお店でジェラートを作っていました。そうした2人の経験を活かしながら、何よりも僕自身が楽しめる場をつくりたかった」

イメージしたのは、イタリアの港町にあるような、ジェラートが食べられてワインも飲めるジェラートバル。隂山さんと2人、昨年夏から開業に向けて動き出した。

厳選されたワインとお惣菜パンでブランチを

ジェラート、パン、ワイン。どんな季節も楽しめるお店

このところ三崎の下町では新しい飲食店が増え、多彩な料理を楽しめるようになってきた。その中で、まだまだ足りていなかったピースのひとつがスイーツ。

「ジェラートって手軽に食べられて、ケーキよりも身近なものですよね」と星野さん。「ただ甘いものを出すだけじゃなくて、もっと選択肢のあるお店にしたかった」

隂山さんは「僕自身が『こういうお店があったらいいな』と思っていました。いつ来ても、新しい発見があるような場にしていきたいですね」と話す。

香り高いパンとワインの相性も抜群だぞ!

ワインは赤白それぞれグラス1杯500円。
この他、コーヒーや紅茶、エルダーフラワーのソーダといったソフトドリンク、充麦の小麦で作られたビール2種も。

人気バンドのフロントマン同士で組んだスーパーバンドのような、三崎スイーツの新スポット。ここでは何を注文しても絶対にはずれはない。ぜひ一度味わってみてください!

inforomation

店舗名:3204 bread&gelato

所在地:神奈川県三浦市三崎3-12-10

お問合せ : 046-854-4642

営業時間:11:00〜17:00

定休日:金土日祝のみオープン

お支払い方法:現金、一部電子マネーも可

瀬木 広哉この記事を書いた人瀬木 広哉
1978年生まれ、兵庫県出身。元共同通信記者。2022年から横須賀に居を移し、三浦の出版社「アタシ社」で編集者として働きはじめました。たまに「本と屯」や「雑貨屋HAPPENING」のお店番をすることも。少しぼーっとしているように見えますが、心の中ではシャキッとしています。たまに路地裏を高速で移動している人がいたら、猫を追う私です。

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