2020.07.10

三浦の農家さん直伝!三浦野菜の旬とおいしい見分け方|夏野菜・パリッとはじける自根きゅうり編

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三浦の農家さん直伝!三浦野菜の旬とおいしい見分け方|夏野菜・パリッとはじける自根きゅうり編

三浦市は全国屈指の農業エリア。温暖な気候と海のミネラルを含んだ土で、三浦大根をはじめさまざまな野菜が作られています。この連載は、三浦市宮川町で「下里ファーム」を営む3代目、下里健城さんによる「今食べたい旬の三浦野菜」を紹介していただきます。食べごろの野菜の特徴と、オススメの食べ方から豆知識まで、三浦野菜を知って食べる美味しい連載!

畑で何やら収穫している、下里さん
そう、今回の野菜はきゅうりです

旬野菜といいつつ、きゅうりの収穫はだいたい5〜7月いっぱい。少し遅れてしまってごめんなさい。でも、下里ファーム自慢の「きゅうり」を紹介しないと夏は終われないのだ。

うちのきゅうりは「自根」だからウマイ

「市場に出回っているきゅうりのほとんどが、接木(つぎき)といって、他の植物との移植の苗ときゅうりの苗を掛け合わせたものから作られているんです。その方が病気に強くて育てやすいんですが、僕らのきゅうりは自根(じこん)といって、きゅうりの苗だけで育てています」

ほう。自根って言葉自体、はじめて聞いた私。

「自根のきゅうりは接いだものと比べると弱くて病気になりやすいので、農家にとってもリスクがあるんですよね。でもこれはうちの親父のこだわり。『子どもの頃に食べたきゅうりの味だ』って言ってくれる人もいるし、『種の詰まり方が違うね』と気づいてくれる人がいるくらい、やっぱりうまいんですよ……」

「食べてみます? 朝採ったばっかりの」

待ってましたとばかりに、その場できゅうりをひとかじり。まず食感がはじける軽快な食感がすごくいい。噛んでいってもずっとバリバリ良い音がしている。香りと、瓜くささもしっかりあって、きゅうり好きにはたまらない。(夏は小腹が空いたらおやつ代わりにきゅうりをかじっているほどです)

おいしいきゅうりの選び方と、保存方法

「一番はツヤがいいものがいいですね。陽にあたって緑になっていくんですけど、新鮮で艶々してるものは、ベストな収穫タイミングで採られているものです。収穫時期が遅れたり、採ってから放置したりしていると、良い色やツヤは出ません。あとは、イボがとげとげしているもの、真っ直ぐなものを選ぶといいかも。作り方にもよるんですけど、真っ直ぐなものは栄養が行き渡ってる証拠なんです。スーパーのものはほとんど真っ直ぐですけどね」

「保存は、新聞紙に包んでおくと湿度管理的に一番いいです。穴が空いた袋はまだいいんですけど、密封された袋に入れっぱなしにするとムレちゃうので、出してください」

きゅうりのおいしい食べ方は?

「やっぱり僕的には生が一番うまいんですけど、ぬか漬けとかもいいですよ。好みの食べ方で食べてもらうのが一番ですけどね!」

自根きゅうりの一番の特徴は食感。ダイレクトに味わうためにも、まずはシンプルのそのまま食べてみて。ぬか漬けや、薄切り+塩もみしてポテトサラダに入れても、パリパリおいしいだろうなあ。上級者は、豚肉やたまごと一緒に、中華風の炒め物にするのも良さそう。

その夜は、ごま油としょうゆで揉んでビールをぐびっと

【グルメ兄弟から一言】

下里ファームではお手伝いも募集しているらしい。来年のきゅうりの時期に訪れてみるのもいいかもね。

自根にこだわり、病気や災害に負けないよう、手塩にかけて作られる下里ファームのきゅうり。ぜひ、普段のきゅうりとの違いを味わってみてほしい。

Information

会社名:下里ファーム

所在地:神奈川県三浦市宮川町12-18

お問合せ046-881-4485

メール:info@shimozatofarm.jp

facebook:下里ファーム

古矢 美歌この記事を書いた人古矢 美歌
1992年生まれ、大阪府出身。カフェ店員、フードコーディネーターを経て、飲食業界専門の人材サービスでキャリアアドバイザーを3年。ウェブサービスのライター兼コミュニティ担当としてイベントの企画運営を3年。料理・執筆・企画の経験を生かし、現在は食のメディアで編集者&フードスタイリストとして働く。三崎に惚れて、東京と二拠点生活中。

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